『ランサムウェア対策のバックアップに、ownCloudを導入しよう』 |
ランサムウェア対策には、バックアップが重要(有効)です。
感染したPCはもちろん、共有フォルダーのファイルまでが人質にとられてしまうため、業務が停止してしまいます。
身代金を払っても、元に戻る保証は無く、バックアップからの復元が唯一の有効な手段になります。
Dropboxに保存する場合
Dropbox 無料版 | 2GB | 無料 | ||
Dropbox Pro | 1TBまで | \1,200/月払い 又は \12,000/年払い | ||
Dropbox Business | 無制限 | \8,100/月払い 又は \81,000/年払い 5人用 |
バックアップが1TBまでに収まれば、DropBox Proで良いのですが、それ以上になると考えてしまいますね。
ownCloudに保存する場合
ownCloudとは、Dropboxと同等の機能を持つ、オンラインストレージです。(参考:http://owncloud.jp/)
ここでは、オープンソースパッケージ(CommunityEdition)を使います。
お名前.comのVPSサーバーを借りて、そこに保存すると、
VPSサーバーレンタル代 | 200GB | \1,315/月払い 又は\13,187/年払い 、固定IPが無料で付く |
※容量が不足する場合には、2台以上を借りた方が安い |
社内サーバーに設置して、そこに保存すると、
サーバー機代 | 2TB〜6TB | \1,066〜\2,000/月、サーバー機を5年利用 |
サーバー電気代 | 200Wx24Hx30日x@23=3,312円/月、必要な時に電源オンでも可 |
常設的に利用するとなると、Dropbox Proが安いと思います。
どちらも、転送にはSSL通信が使われ、インターネット上での盗聴に対して保護できます。
さらに、サーバー上に保存されたデータは暗号化され、サーバーハッキングを受けても、機密データが保護されます。
但し、感染したパソコンに繋がっている、Dropbox、ownCloudのフォルダーも人質になってしまう為、
バックアップは、単独で切り離された場所か、アクセス権等で保護された場所に設定しないと意味がありません。
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「予告」
CentOS7に、ownCloudをインストールしての活用事例を紹介します。